鳥取南バイパス走行中、一際目を引く大きな建物があります。
仏教の六道輪廻を表す6つの灯篭をモチーフにした「株式会社メモワールイナバ」のセレモニーホール兼、本社です。
約50年の歴史がある老舗葬儀社で、現在は鳥取県東部葬儀施行件数1位と、今も昔も鳥取の葬儀業界を支えています。
そんな「株式会社メモワールイナバ」の歴史、業務内容や社員さんの仕事に対する想い、やりがいなどを
・取締役専務の圓井貴志さん
・業務部 業務課 課長の北村敦司さん
・アシスタント業務部 課長の森田悦子さん
に伺いました。
メモワールイナバのお仕事について
創業は昭和47年、鳥取県東部を中心に葬祭に関する一切の業務を請け負っています。
従業員数は、パートやアルバイト含め約70名、平均年齢は40歳くらいですが、一番若い者で20代中盤なので、年齢層は幅が広いです。
弊社の特徴は、同業他社では外注することも少なくない業務を、全て自社で承れるというところです。
霊柩車の運転、祭壇の花挿し、香典返しなどギフト関係の業務。
その他には仏壇の据え付けやお墓の自社施行、そして一般的には産廃業者が行うことの多い遺品整理まで請け負います。
遺品整理を行う葬儀社は全国でも珍しく、県内では弊社だけです。
葬儀だけではなく、その前後のことも対応致します。
安心してもらいたいとの想いからの一貫したサービス
様々な仕事をするようになってきたのは、
「いざという時のお世話を始まりから終わりまでさせて頂くことで、ご家族が安心して故人様をお見送りできるのではないか?」
との考えからです。
遺品整理についてですが、葬儀をお世話させて頂いた業者が行うことによって、ただ捨てるだけではなく、よりご家族に寄り添った思いを持っての整理ができます。
また、葬儀の担当者についても同じ考えです。
出来る限り最初に携わった者が最後まで担当するようにしています。
一般的には、担当者、納棺師、司会者、などで別々ですが、弊社では、一人の者がその業務を一貫して行います。
現在は、働き方改革などで難しくなってきている部分もありますが、ご家族に寄り添い、信頼関係を築きたいのです。
それにより、少しでも安堵感を感じて頂ければ、私たちは幸せです。
ご家族に喜んで頂く事が私たちの役目
弊社は、お客様に喜んで頂く事が一番と考えています。
売上げは二の次です。
なので、鳥取県で葬儀施行件数1位という喜ばしい数字なのですが、売上げは1位ではないです。
創業当時、他社では敬遠されがちな、予算の限られた生活保護の方の葬儀を積極的に引き受けていたということから、良い評判が広まりました。
それと同時に葬儀の依頼も増えてきたと聞いています。
お客様に喜んで頂くための「故人様ファースト」という考え方が、ご家族のためになり、そして良い葬儀、良いサービスが行えます。
そのような考えを念頭に置き皆が仕事していますので、選ばれる企業になってきたのではないかと思います。
家族との別れという悲しい出来事ですが、なるべく良い状態で故人様を見送って頂いて、良い葬儀だったと喜んで頂くのが私たちの役目です。
応募を検討している方に向けて
お客様に尽くすお仕事なので、人のお世話が好きな方が良いと思います。
葬儀後に「良い式だった、ありがとう」と仰ってもらうと、この仕事の虜になりますよ。
悲しい場面が多く、切り替えが大事なので性格は明るい方が良いですね。
社員も明るい者ばかりなので、事務所は意外と賑やかです。
あと、責任感が強い方にも向いています。
故人様にとっては一生に一度の大事な式です。
その式を成功させるという任務にやりがいを感じてほしいです。
福利厚生や休暇制度に手厚いことが我が社の特徴です
サービス業という職業柄、日曜、祝日の勤務は当然あります。
その分、リフレッシュ休暇(5連続休暇制度)や、シフト制により希望した日に休みが取得しやすい環境を整えています。
平日の連休なども取りやすく、趣味や友達との予定、家族の学校行事や地域行事にも支障なく参加できます。
新入社員の方には、接客や接遇に関する研修を行っております
研修後も、先輩がしっかりと、各業務で必要なスキルが身に付くまでフォローするので安心して仕事に取り組んで頂けます。
さまざまな部署が緊密に連携し、会社全体で「ご家族様に寄添う」ことを大切にしている弊社では、スタッフ一人一人が適材適所の活躍をして頂ける場面も多くあります。
スタッフに対しても、寄添う気持ちを持って関わることで強みをいかして活躍して頂いています。
プロフェッショナルなスタッフにはさらに手厚いサポートがあります
多くの男性スタッフには当直待機や夜勤シフトがあります(女性スタッフにはありません)し、業務内容を考えると決して楽な仕事とはいえないかもしれません。
しかし、様々な仕事に取組みお客様に喜ばれるプロフェッショナルなスタッフには給与面での手厚いサポートを行っています。
特別手当や資格手当、技能手当など、社内独自の手当が複数あるので、やりがいを求めて入社してくる方は多いです。
ご自身で葬儀を無事に終えた時の達成感や、お客様に喜んで頂いた時の感動を味わってほしいです。
あの気持ちは言葉では言い表せません。
一緒に働きましょう!
業務部課長さんにも色々聞いてみました
前職がブライダル関係でしたので、冠婚葬祭に関わる仕事をしたいということで入社致しました。
在籍は20年になります。
弊社では司会、納棺、ご家族との打合せ、病院へのお迎えなど、葬儀に関する業務は担当者がなるべく全て行います。
その葬儀を取り仕切る担当者が、私の主な業務です。
葬祭ディレクターというお仕事になります。
お通夜の日、葬儀の日でスケジュールが変わるので、それぞれお伝えします。
7:45~
朝礼:1日のスケジュールをスタッフ全員で共有し役割を決める
8:30頃~
お葬式の各担当者を中心に打合せ
式場設営、備品準備に取り掛かる
12:00頃~
午前中の内に決まった内容を、スタッフ間で共有し、手配品を確認
故人様をお棺へと移動するご納棺の時間
ご自宅から葬儀会場までの霊柩車運行
案内看板の設置や花輪(屋外にお飾りするお供えもの)
ご家族様との打合せ
式典に向けてのスタッフミーティング 等々
18:00頃~
お通夜の司会進行を行う
19:00頃~
式場清掃など片付け
19:30
《業務終了》
7:45~
朝礼:1日のスケジュールをスタッフ全員で共有し役割を決める
9:00頃~
式場の最終セッティング
10:00頃~
お葬式司会進行を行う
11:00頃~
ご出棺
式場の片付け
お葬式後のご家族のサポート
他のお葬式への加勢とサポート
17:00
《業務終了》
1つの葬儀に3~6名のスタッフが直接関わっていきます。
その中にもアシスタントや、生花担当など様々な業務がありますが、私たち「葬祭ディレクター」は大体このような1日です。
葬儀業界の予備知識がほぼ無かったので、抵抗なく業務に当たれました。
ご遺体にも特に抵抗はありませんでした。
ですが、入社時に抵抗を感じる社員もいます。
そういう者へは、「身内の立場になって」とアドバイスをします。
自分の家族の遺体は抵抗を感じませんよね?
そのような立場で接する事で、ご遺体への抵抗は薄れてきます。
ご家族との距離感を大事にしています。
一緒に悲しんで涙するご家族もあれば、あまり入り込んできてほしくないというご家族もおられます。
そのようなところを感じ取り、そのご家族に最適なサポートを致します。
私たちは、ご家族を悲しみの雨から守る『傘』でありたいと思っています。
雨が降らない時は必要ありません。
ですが、悲しみの雨が降っている時はご家族に寄り添いしっかりお守りします。
そして日が経ち悲しみが和らぎ雨が止めば、どこかに置き忘れられても構いません。
悲しい思いを乗り越え、次に進んで頂きたいので、そのような想いで仕事をするよう心掛けています。
時代が進むに連れ、葬儀の形も変わってきていて、決まった一連の流れではなくなってきています。
弊社独自の「想い出ビデオ」というサービスも約6割の方が利用されますし、故人様の趣味に合わせた装飾をしたり、好きだった音楽を流したりもします。
このような故人様に合わせた葬儀のプランニングをし、ご家族に喜んで頂いた時のやりがいや達成感はひとしおです。
社長の人柄、仕事に対する情熱や想いは誇れるところの一つです。
「困っている方がいたら、とにかく出来る限りのサポートをしてあげなさい。」というのが社長の訓えです。
お客様に喜んで頂く事、安心して頂く事を一番に考えていて、売上については何も言われません。
入社してから今まで、ブレない想いでお仕事されているので尊敬していますし、それがメモワールイナバが大きくなってきた理由だと思います。
私たちの仕事は究極のサービス業です。
お世話が好きな方、それを喜びに感じられる方には特におすすめします。
憶える事や大変な事も多いですが、ご遺族に喜んで頂き「ありがとう」と言ってもらった時の感動は格別です。
ぜひ一緒に働きましょう。
アシスタント事業部課長さんにも色々聞いてみました
在籍は20年で、前職は工場勤務でした。
人と直接関わり、人のために役に立つ、やりがいのある仕事がしたいとの思いがあり、入社させてもらいました。
主な業務は、葬儀のアシスタントです。
葬儀担当者の補助、故人様のメイク、会場の準備、接客、誘導、お茶出しなどがあります。
年齢層も幅広く、女性も多いですし、どんな方が入っても働き易いと思います。
社員旅行や忘年会などの飲み会もあり、コミュニケーションがしっかり取れているので、部署が違っても仲が良いです。
社内の雰囲気も良く、仕事で困った事や大変な事があっても、皆が協力し助けてくれます。
この会社の良いところの一つです。
ご家族に、困っている事や心配な事、要望などないかを聞くようにしています。
中には、そのような事を相談しにくい方もおられるので、コミュニケーションを取り、お話し易いようにします。
ご家族の不安を取り除き、安心してお見送りして頂くために、出来る限りの事がしたいです。
故人様が安らかなお顔だと、ご家族は安心してお見送りできます。
なので弊社は、メイクに力を入れています。
腕には自信を持っていますし、評判も良いです。
ですが、中には色々な事情があり、相当なお直しが必要な故人様もおられます。
その故人様のメイクが納得いく仕上がりになり、ご家族に「ありがとう」というお言葉もらった時の感動は、言葉に出来ないほどの喜びです。
人の死に関わるという特殊な仕事です。
人の痛みや悲しみが分かるので、気持ちが豊かになり優しい気持ちになれます。
そして、ご家族に「ありがとう」というお言葉もらった時の感動を感じてほしいです。
やりがいを感じれる事が多く、給料も良いほうだと思うので、バリバリ働きたい人はおすすめです。
性別、年齢、関係なく活躍できる職場なので、ご応募お待ちしています。
メモワールイナバの館内をちょっとご紹介♪
館内の特徴は、
・全室24時間入室可能!
・ご安置専用のお部屋も完備!
・全館冷暖房完備!
セレモニーホール
館内には2つのホールが設けられています。
30名程度の家族葬にも適したものや50名から300名の方にご利用可能です。
和室(通夜室)
20名程度のお葬儀の際によくご利用いただいているそうです。
個別に玄関を設けており、お風呂・トイレ・冷蔵庫・キッチンなどまるでご自宅のように使えるスペースです。
もちろん宿泊もOK!!
少し暗いイメージがあり抵抗のあった葬儀業界ですが、社員の方も明るく、社内の雰囲気もとても良かったので、いきなりそのイメージは吹き飛びました。
礼儀作法もさすがの一言。
とても丁寧にお話して頂いて、礼儀の足らないコチラは恐縮してしまいました汗
お三方とも穏やかな中にも、仕事に対する熱い想いがあり、誇りを持ってお仕事されていると感じました。
社長さんのブレない理念が、社員さん達の想いや団結力を生み、鳥取を代表する企業になってきたのだと思います。
周りの事を一番に考え、喜びを与えてくれる「株式会社メモワールイナバ」は、素敵な会社でした。
興味がある方は、ぜひ求人応募してみて下さい。
礼儀が身に付くのはもちろんですが、気持ちが豊かになり人として成長できるお仕事だと思います。
休みはしっかり取れるし、給料も良いそうです!!
社名:株式会社 メモワールイナバ
代表取締役:光浪 房夫
所在地:〒680-0923 鳥取県鳥取市服部15-3
連絡先:電話 0857-38-4400 FAX 0857-38-4413
※2019.8.1時点の情報です。